信頼し、尊敬できるベンチャーキャピタリストの見つけ方

慣れないベンチャー社長は、VCとの関係上、苦労をすることが多い。

 

このため、VCとの交渉にあたりしばしば見られる状況について、
あらかじめ心得ておくことが望まれる

 

日本の大手VCでは、最初にコンタクトしたベンチャーキャピタリストが
そのベンチャーの担当者となるのが一般的。

 

その担当は、原則としてその後も続く。

 

(通常は、部下あるいは、より経験の長い上司とのペアで)

 

・社内のデータベースに最初にコンタクトした人が担当として登録される

 

・こういったコンタクトを「営業」と呼んでいる

 

・一方、数名で運営される独立系VCは、より米国スタイルに近く、
 専門性、適性等への配慮が見られる

 

自社の技術等が新聞記事に大きく取り上げられると、
途端にベンチャーキャピタリストからの電話が殺到しがち。

 

一度面談すると、そのVCでの担当者として、確定することが多い(上記の事情による)

 

事業内容を理解するための突っ込んだ質問等がないまま(理解された実感がないまま)、
膨大な資料を要求され、その対応に相当の時間を取られることがままある。

 

後になって、事業内容の理解不足で話が進まない、ということも起きがち

 

ベンチャー投資の歴史が米国等に比べてまだ浅く、創業間もないベンチャーへの投資と
ハンズオン支援が日本では主流ではないことから、事業経験が豊富でベンチャー社長に
きめ細かい経営的な助言ができるベンチャーキャピタリストに出会うことはまだむずかしい。

 

社長の悩みや経営課題への適切な助言はなかなか受けられない

 

社長として信頼し、尊敬できそうなベンチャーキャピタリスト数名を早めに探しだす。

 

1人、1社では危険

 

そのためには、VCからの出資を既に受け、ベンチャーキャピタリストとの接触経験が
豊富な先輩社長数名に詳しく聞き、何名かの紹介を受ける

 

・自分が尊敬し、信頼できそうな先輩社長を数名探し、積極的にコンタクトして、
良好な関係を作っておく。

 

このくらいの積極性がベンチャー社長としては当然必要

 

・資金調達やベンチャーキャピタリストに関する経験を詳しく聞き、助言を求める。

 

数名紹介していただく

 

ただし、ベンチャーキャピタリストの優劣および適性の判断は容易ではない。

 

判断基準としたいことは:

 

・信頼する先輩社長が高く評価しているベンチャーキャピタリストかどうか

 

・事業内容を深く理解しているか。
 あるいは事業に土地勘がなくても、真剣な努力により理解が急速に深まっているか。
 そういう姿勢がなく、「とりあえず資料を送ってください」と言うような人はなるべく避ける

 

・好感をもてるベンチャーキャピタリストには、その方の出資先のベンチャー社長2名程度と
 直接話す機会を作っていただく。
 それをいやがるようだと、要注意。
 そうでなくても、オープンさがないこと自体、問題になる

 

・1回限りの投資ではなく、今後の増資時にも出資をする用意があるか。
 ある程度以上のシェアを維持したいと考えているか

 

・競合他社に投資していないか